今日もバイキン対策その(2)
”雑菌・ウィルスが入ってきやすいシチュエーションに気をつける”
について書いてみますね。
昨日も書いたように、
ほかの犬・猫・動物の排泄物があって
人が靴で踏みしめてる地面、
不特定多数の人・ペットがいる空間、
っていうのは、雑菌・ウィルスがいっぱいです。
でも、動物の体の表面は、
丈夫な皮膚と毛でおおわれているので、
健康なら、そんなに簡単に感染しません。
皮膚&毛の装備は、防御力が高いのです!
でも、皮膚の中でも、毛が薄い部分、
粘膜に近い部分は、防御力がちょっと落ちます。
昨日も書いた、陰部とか肛門、
耳の中、目の周り、
肉球の間も、毛が少なくて皮膚が薄いですね。
そのあたりは、防御力がちょっと落ちます。
なので、昨日書いたように、
外であまり排泄させない、とか。
肉球の間の毛をツルツルに剃らない、とか。
(うちのお店では肉球の表面に出た毛だけ剃って
間の毛は、基本的に剃りません)
耳の毛を抜くと刺激になるので、抜かない、とか。
そういう対策は、しといたほうがいいかな、と。
ただ、気を付けてほしいのは、
こういう防御力が低い部分は、
”摩擦(こすること)や湿気にも弱い”
ってことです。
時々お客さまから、
「お散歩から帰ったら、必ず足を洗うんですよ~」
といったお話を伺います。
(そうおっしゃる飼い主さまのワンちゃんは、
足先が荒れていることが多いです)
毎回ドライヤーできっちり乾かせるならいいですが、
濡れたところをタオルでガシガシ拭いておわり、
だと・・・・
弱い皮膚を傷めつけてるだけになっちゃいます( ;∀;)
外の地面が汚いのは確かなので、
ワンちゃん用のウェットティッシュみたいなもので
軽くふき取るのは、必要だと思います。
でも、それ以上は、逆に皮膚を傷めるので、
しないほうがいいですよ。
うちの犬たちは↓こういうのを
キッチンペーパーに吹き付けて使ってます。
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お耳の中も、肛門も、陰部も、そうです。
こすっちゃダメ!
特に肛門。
ワンちゃんは、人間と違ってお尻を拭かなくていい
構造になっているので、
基本的に、ウンチのたびに拭く必要はありません。
ウンチのキレが悪くて肛門に残ってしまったとき、
周りの毛についてしまったときは、
すみやかに取り除いてあげたほうがいいですが、
そのときも、できればこすらないように
気を付けてほしいと思います。
長くなっちゃいましたが、まとめると、、、
・毛がない部分や粘膜に近い部分は”防御力が弱い”
・防御力が弱い部分は、なるべく汚いとろに近づけない
・防御力が弱い部分は、デリケートなので
”濡れたままにしない&こすらない”
という感じです。
・・・防御力が弱い、なんて言われると、
「そこからバイキンがいっぱい入ってくるの!?」
と怖く感じるかもしれません。
が、皮膚&毛に比べて防御力が弱いだけであって
”無い”とは言ってません。
明日は、粘膜の防御力について書きますね。
明日の内容も、膀胱炎&尿路結石予防に役立つかもです。
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