体の表面の毛が少ない部分、粘膜に近い部分は、
防御力が弱いので、そのあたりを
汚いもの(バイキンがいっぱいいそうなもの)に
あまり近づけないようにしましょうね、
というお話をしました。
防御力が弱い、と言われてしまうと
「じゃあ、そこからバイキンがいっぱい入ってくるの!?
こわーーい!!」
と思われるかもしれません。
でも、皮膚&毛という重装備に比べたら
弱いけど、防御力が無いわけではありません。
皮膚&毛が「鉄のよろい」だとしたら
毛が少ないところや粘膜周辺は「皮のよろい」くらい?
(よけい分かりづらかったらスミマセン(^^;))
ただ、粘膜自体は、丈夫さでは皮膚&毛には劣りますが、
殺菌力が強い”粘液”を出してきますので、
かなりの防御力があります。
ちょっとやそっとのバイキンは
すぐやっつけることができます。
バイキン側から見れば「毒の装備」っていう感じです。
でも、粘膜は柔らかいので、やっぱり傷つきやすいです。
壊れやすい分、再生も早いのですが、
再生するよりも早く壊されていくと
炎症がずっと続く、という感じになります。
これが膀胱で起こると、どうなるかというと・・・
陰部・おちんちんから雑菌が入る
↓
膀胱に感染
↓
膀胱の粘膜で炎症(膀胱炎)
↓
炎症で死んだ粘膜が剥がれ落ちる
↓
膀胱にたまった尿のなかで
剥がれ落ちた粘膜を核にして
ミネラルが集まって来て
結晶(結石)ができる
という流れになります。
なので、膀胱炎&結石を予防しようと思ったら、
(1) 陰部・おちんちんからの感染を防ぐ
(2) (膀胱の)粘膜を健康にたもつ
(3) おしっこの量を増やす
(おしっこの量が少ないと、
粘膜の核とミネラルがくっつく
確率が高くなります)
の3つになります。
(1)は、こないだからお話してるように
できるだけ外で排泄させない、
家の中にたくさんバイキンを持ち込まない、
(=飼い主さんが健康でいる)
という感じで、対策できます。
(3)は、ご飯から摂取する水分の量を
増やしてあげればいいだけですね。
(2)の粘膜を健康に保つ方法は、
ビタミンA・B・Cをしっかり摂ること
と言われています。
人間の風邪予防も、緑黄色野菜をしっかり摂って
鼻やノドの粘膜を丈夫にしましょう、と言われますよね。
あと、ネバネバ食品に含まれる
「ムチン」という成分も
粘膜を潤してくれると言われています。
納豆とか山芋とかオクラとかですね。
ペットフードに含まれるビタミンは
「ビタミン剤」を添加してるだけなので、
できれば、新鮮な野菜から摂取してあげたほうが
吸収力が良いような気がします。
(経験談です)
粘膜を潤すには、水分も必要なので、
水分もビタミンも一緒に摂取できる
お野菜は、優秀な食材なのです♪
ドッグフードを食べている場合でも、
冷蔵庫に入っているお野菜のうち、
ネギ類以外のものを何種類か、ちょっと茹でて
ゆで汁と一緒にフードにかけてあげる
という方法でもOKですよ~♪
明日は、バイキン対策その3を書きますね~!
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