2022年8月22日月曜日

新連載『父の膀胱がんが治った話』第1章1話-1 癌って何?~ガンになるための4条件~

2020年に父が膀胱がんになりました。

2022年の今、父に膀胱がんはありません。(経過は観察しています)

この間になにをしたのか、こちらのブログで連載していきます。

長期になると思います。省略する部分もあります。

もし、先に全部読みたいという方がいらっしゃったら、

>>こちらのnoteで全話有料公開(¥300)しています


それでは、連載5回目(第1章1話-1)始めます。

>>前回のお話

>>最初(第1回)から読む

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父の膀胱がんが治った話

1.父はどんな状態だった?(癌とは?病気とは?)

(1)癌って何? ーガンになるための4条件ー

癌細胞とは、簡単に言うと、細胞のミスコピーの生き残りです。

私たちの体は細胞でできています。

細胞は必要に応じて(炎症老化などで細胞が足りなくなったら)、分裂して増えます

分裂、というのは、もとの細胞をコピーするように同じ細胞を増やすことです。

何回も繰り返し分裂(コピー)していると、元の細胞とちょっと違うミスコピーができてしまいます。


☆免疫細胞が片付けてくれる

本来、そのミスコピーは、体のお掃除担当(免疫細胞)が片付けてくれます

でも、ほかのゴミ(細菌・ウィルス)が多くてお掃除担当が忙しかったり、

ミスコピーの量が多すぎたりすると、片付けを免れる細胞が出てきます。

(ミスコピーは一定の確率で普通に起こります。が、いわゆる”発がん性”といわれるモノが体の中に多いと、ミスコピーの確率が高くなると考えられています)


☆自ら消える(アポトーシス)

片づけを免れても、異常な細胞は自分で死んでしまうようにプログラムされています(アポトーシスといいます)。

でも、その自分で死んでしまうプログラム(アポトーシス)がうまく機能しないことが、たまにあります。

(これも、発がん性物質が多いと起こりやすい)


☆さらに強い免疫細胞

そうやってアポトーシスが起こらずに生き残った異常細胞も、体の警察担当(お掃除担当より強い免疫細胞)がやっつけてくれます、普通は。

それすらも免れて、増殖し始めるのが癌細胞です。



次回に続く

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