2017年8月21日月曜日

愛犬の耳掃除はしないでください

お耳にトラブルがあるワンちゃん、

多いですよね~。


実はそのトラブル、

「耳掃除」が原因で起こることがあります。
(結構多いです)



ワンちゃんの皮膚は、人間より薄くて

すごく繊細だというのは聞いたことがあると思います。

お耳の中は、皮膚を守る”毛”が少ないので、

毛がある部分よりも、さらに繊細です。


そんな繊細な皮膚(耳の中)を

ゴシゴシこすったりすると、

すぐに傷がついてしまいます。


「でも、耳垢が出て汚れてるし・・・」

と思われる方もいらっしゃると思います。


耳垢=汚れ、という認識が、

そもそも間違いです!


この記事↓をご覧ください。

耳掃除は危険:米医学会が警告


”人間の”耳掃除の記事ですが、


基本的には、人も犬も状況は同じです。


記事の中には


『耳アカには、耳の中を適度に湿らせ、チリやホコリが入るのをブロックして、雑菌の繁殖を防ぐ役目があります。』


とあります。




耳垢=汚れ=悪者、じゃないんです。


耳垢がたくさん出るのは、


そうしないとブロックできないくらい


”雑菌が多い”


という意味なんですね。




なので、耳垢がたくさん出ているコに
しなくちゃいけないのは、


”お耳の中で繁殖する雑菌を減らすコト”


です。


決して、”耳垢を取る”ことではありません。




お耳の中で繁殖する雑菌を減らす方法は、


  1. お耳の皮膚にできるだけ触らず殺菌洗浄する
  2. 耳掃除や耳の毛抜きをすると耳の皮膚が荒れるので、しない
  3. 雑菌のエサとなる分泌物が耳から出ないように水分・野菜をたくさん摂取する。


この3つです。


あにまるわいやーどでは、


お耳掃除は、洗浄液での洗浄、


耳の毛の処理は、抜くのではなく、


専用のハサミで”切る”ようにしています。




耳垢は耳を守ってくれているものなので、


悪者扱いしないでくださいね♪






3つめは、ちょっと分かりにくいかもしれません。


これは、あにまるわいやーどで開催している


「ペット食育講座」で詳しく解説するので、


ご興味ある方は、講座で聴いてください。




一生懸命、愛犬のお手入れをすることは良いことですが、


それがワンちゃんの病気を引き起こしていたら、


すごく悲しいです。


気になるトラブルがあるときは、


店頭でお気軽にご相談くださいね♪



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